※日本デザイン学会発刊『デザイン学研究』Vol.65, No.4, pp.47-54掲載の当団体の研究論文

非営利団体イベントのデザイン戦略改善におけるインサイトの有効性」より引用しています。

第2回 トークイベントの集客苦戦

RACは、里親制度の普及啓発の観点から、ゲストをお招きしたトークイベントを継続的に開催しています。その第2回目のイベントで、集客に苦戦した経験がありました。

トークイベントのタイトルは「トークセッション:家族のかたちと向き合う 不妊治療経験者にとっての縁組・里親という選択肢」。東京の二子玉川のシェアオフィスを会場に、対象者を不妊治療経験者として企画。このイベントのプロモーションは、夫婦で子どもを授かった日常シーンをイメージしたキービジュアルを使って展開しました。

センシティブな内容であること、かつ、RACのメンバー内に不妊治療経験者がいないために、企画の立案当初、イベントの集客はある程度の困難を予測していました。しかし、蓋を開けてみると、目標参加人数の50人に対して、開催3週間前の段階で、4,000人以上のターゲットにプロモーションできているにもかかわらず、申込者数0人という状況になっていました。
なお、このトークイベントは第2回目の開催でしたが、比較データとして、一ヶ月前に実施した第1回目のトークイベントでは、実施の1ヶ月前から集客を実施し、30人の目標参加人数に対して20人の参加者が集まった実績がありました。この第1回目のトークイベントでは、プロモーションをかけられた人数の全体像は把握できていないものの、RACメンバーや登壇者の知り合いを主な参加対象者として声をかけたことから考えても、多くて200〜300人ほどであったと推定していて、このことからも、第2回目イベントの申込み状況は、原因の発見と解決を試みるべき、との判断をしました。(※第1回目イベント時は対面でのアプローチ、第2回目イベント時はウェブ上でのアプローチを主な手段とした)

ちなみに、これをお読みの皆さんでしたら、この状況をどう解決なさいますか?よりプロモーションに力を入れ、ターゲットへの露出回数を上げようか?トークイベントの内容を変更すべきでは?SNS以外にも対面で直接呼びかけるべきでは?1,500円の参加費をもっと安くすべきでは?打ち手としては色々と考えつきますが、何が有効な解決策となるでしょうか。

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